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埴輪の兵士200円に試行ローラー印

  
    芝 53

 試行ローラー印は、毎年更新する必要のある直彫式から、年月日データ部を更埴式にして複数年使えるか、全国28局で試験的に使用した消印です。年号が枠の中央でに位置する直彫式に対して、上枠線に近い位置にあることが大きな特徴です。第1期(昭和50年〜51年)では年号と月日の間に枠線がありませんが、第2期(昭和52年〜53年)では枠線が入れられています。

 下記の記事では、使用局一覧と難易度、台紙切手別の難易度が紹介されています。その評価によると、芝局は配備数が10本もあって難易度A、また、定型外で使われることの多い赤埴輪200円は難易度Bとなっています。左の1枚は試行ローラー印つきの使用済み切手としてはありふれたものと言えます。

鈴木 盛雄「原稿消印解体白書 試行ローラー印(上・下)」、『郵趣』2010年4〜5月号

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