明治38年、櫛型印における局名表示を旧国名けあら県名に改められましたが、北海道は例外的に旧国名表記が使われつづけました。「北海道」表示への変更は、戦後の昭和38年9月以降、徐々に進行し、昭和45,6年には北海道内局の大部分が北海道表記となりました。平成になってもなお数局で旧国名表記が使われていました。
旧国名から「北海道」表示への移行が実際にどのように起こったのかは、正確なところはわかりません。そこで、道内の郵便局の消印のついた使用済み切手をできるだけ多く調べて、移行の実態を調査してみることにしました。対象となる特定局や簡易局の、旧国名表記の最遅データ、「北海道」表記の最早データ、およびそれらの印影を、このページに逐次公開していくことにします。
開局数 (昭和40〜50年) | 旧国名表示 | 北海道表示 | |
渡島国 | 151 | 38(+4) | 25(+3) |
胆振国 | 147(+5) | 37(+6) | 33(+5) |
石狩国 | 329(+1) | 77(+8) | 69(+6) |
石狩国・札幌 | 161 | 35(+5) | 29(+12) |
後志国 | 119(+1) | 30(+2) | 21(+4) |
日高国 | 55 | 16(+4) | 14(+1) |
天塩国 | 111 | 22(+3) | 25(+4) |
十勝国 | 127 | 48(+5) | 45(+1) |
釧路国 | 110 | 18(+3) | 23 |
根室国 | 46(+1) | 12(+3) | 8(+1) |
北見国 | 213 | 59(+11) | 49(+6) |
合 計 | 1,569(+8) | 392(+57) | 344(+46) |
<過去の更新記録>
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