これは見事な図入り年賀印の満月消しで、しかも旧国名表示なのがうれしいです。昭和31年用の年賀切手は「こけし」5円で、これは私製葉書用の額面です。年賀特別郵便制度により、私製はがきであっても差出期間内であれば年賀状は4円でした。このため、5円の「こけし」よりも4円の「石山寺多宝塔」がよく使われました。すかしなし「落雁」4円にコマ図は少ないと思われます。