文献によると、皇太子ご帰朝の記念切手を発行するに当たって、肖像画を載せたい郵政
省とそれを阻止せんとする宮内庁の確執があったそうです。6年後の皇太子ご成婚において肖像入り切手がやっと実現しましたが、またしても宮内庁から執拗な抵抗があったそうです。裏話を知ると、つい話したくなりますね。
【文献】内藤陽介『解説・戦後記念切手U ビードロ・写楽の時代』、日本郵趣出版、2004年。