梵鐘60円に太波和文機械印

　私は梵鐘60円に愛着があるので、束崩しに疲れてきたら梵鐘60円に戻る傾向があります。最初に購入したキロボックスが梵鐘60円時代のものでしたので、愛着が湧くのかも知れませんが、きれいな櫛型満月印が見つかりやすいからかもしれません。

　さて、これはいわゆる「太波」機械印と呼ばれるもので、波の太さが異常に太いのが特徴です。波部を裏表逆に設置したことにより生じるのではと考えられています。梵鐘時期以前にも散見されますが、この時期では西尾局と新居浜局が代表格です。年月日データまで読めるデータは掘り出し物です。