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和文ローラー印における行頭中間点(鹿児島県以外)〜その1

    
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 以前、鹿児島県の和文ローラー印では県名と局名の中間点が2行目行頭に来ることを紹介しました。その後、このことに少し注意してストックブックを見ていると、鹿児島県以外にも2,3例が見つかったので報告します。(これらの例はCTOとして購入したものであり、キロボックス等から見つけ出したものではありません。)

 (1)は、「熊本・川」局です。この局のローラー印は、画像のように、局名、年、月日の位置を逆順で彫ってしまったエラー印として知られています。これに加えて、県名と局名の中間点が2行目行頭に来ています。彫刻業者が、局名を2行にして彫るときに「熊本・/川」としたときのバランスの悪さを避けたと思われます。

 (2)は、「広島中央・県庁内」局です。これは平成直彫ローラー印の例として購入したCTOものです。ここでも中間点が2行目の行頭に来ています。理由は、1行目と2行目が4文字ずつになるようにバランスを取ったのだと思われます。ちなみに、(3)の「広島中央・郵政局内」局も直彫ローラー印を使用していましたが、こちらは中間点が1行目行末に置かれています。ここでも文字数のバランスを取ったと考えられます。

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