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シカ10円に釧路局第1期和欧機械印

  
釧路 81.4.18

 1979年(昭和54)に元号法が成立したのを機に、和欧文機械印にもD欄に年号が表記されることになりました。同年9月1日から第2期の「元号入り」に切り替えられ、1990年(平成2)年9月30日まで使用されました。この期間中に、何らかの事情があって、第1期の「D欄県名、E欄JAPAN入り」和欧文機械印を使用した局がいくつか知られています。(ただし、第1期では「日・月・年」のデータ配列でしたが、ここでは第2期の「年・月・日」に配列してあります。)

 第2期和欧文の時期に第1期印を使用した局の一つが北海道の釧路局です。文献によれば1981年1月5日から同12月2日まで第1期和欧文印を使用しました。釧路局の誤使用期間が比較的長いこともあって、難易度はB(「比較的見かける」)と評価されています。釧路局の次に入手し易いのは堺局のCランク。他に深川・本郷・荏原・大森局が知られていますが、使用期間が1日〜数日ですので、難関です。梵鐘60円の使用済みはおそらく30万枚以上見ているはずですが、釧路と堺の他は、まだ1枚も目にしていません。(本当は見逃していたかも。)

 画像の1枚は鹿10円切手にほぼ満月で押印されています。81年4月から封書料金が60円に改定されていますので、50円切手に加貼されていたものと推定されます。

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