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小判5銭に丸一型印

  
根室/根室 廿五年七月二十日

 思いがけず年代物の横書き丸一型日付印が出てきました。しかも、差出局が(地元北海道の)根室国根室局で、明治25年7月20日の消印です。

 地元北海道の消印を丸一型印から少しずつ集めはじめています。丸一型印は1888年(明治21)9月1日から、従来の二重丸印に代わって使用され始めました。郵便物に押された(横書き)丸一型は消印の上部欄に国名と局名が表示されています。丸一型印の次の櫛型印になると、国名ではなくて県名表示に切り替えられました。ただし、北海道は例外的に櫛型印でも国名表示が続きました。旧国名表示から北海道表示に代わるのは約80年後の昭和40年代のことです。

 道内には、根室をはじめ、釧路、天塩のように旧国名と同名の局があります。何だか愉快ですね。

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