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この1枚は、年代物、満月印、そしてC欄「電話局」の3拍子揃いです。1908年(明治41)年に発行された、5円と10円の高額切手です。1914年には大正毛紙に大正すかしのはいったU版が発行されています。左の1枚にはすかしが見えませんので、T版と思われます。同時代の菊切手の最高額面が1円ですから、額面10円の「超」高額切手は郵便用というより電話料金等を切手で別納する目的で発行されました。この意味でもC欄電話局は発行目的に沿っています。
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