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1次国宝切手に満月櫛型日付印

  
  鎌倉 43.9.2

 理想的な満月印で、しかもこの切手の発行年消しです。昭和43年当時、封書は15円、第1地帯(東アジア・オセアニア)宛て航空便書状が10gまで50円でした。この切手の消印は櫛型印ですから、国内便料金のうち、簡易書留50円、あるいは速達料金200gまで50円でしたので、15円切手に加貼されたものでしょうか。たった1枚の使用済み切手からいろいろのことが推測できますね。

 ついでに、切手を集め始めたばかりのまだ小学生のころ、この普賢菩薩切手は発売直後から額面の数倍の高価格で取引されていましたので、切手の名前だけは知っていました。しかし、図案の普賢菩薩については何も知りませんでした。改めて「普賢菩薩」をWEBで検索してみると、「釈迦三尊」として文珠菩薩とともに釈迦如来の脇に配されることが多い、東京国立博物館所蔵の象に乗った普賢菩薩の絵が平安時代の国宝に指定されているなどの(基本)情報が得られました。ちなみに、菩薩とは悟りを開いた如来になるために、修行中の者を指すそうです。切手を通して勉強することはたくさんありますね。

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