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梵鐘60円に局名間バー入り櫛型印

  
コ-ザ 56.9.14

 沖縄のコザ局の櫛型日付印ですが、局名文字の間に横棒(バー)のようなものが入っています。通称「局名間バー入り」と呼ばれる変種で、昭和40年代〜60年代(ソメイヨシノ10円〜梵鐘60円の時期)にかけて、九州および沖縄の郵便局のうち、局名が2〜3文字の局で見かけられます。このバーは印の補強として彫り残したものが、彫が浅いために表面に出てきたと考えられています。

 平成になると、九州地方の局ではオオイトカケガイ62円やヤマセミ80円の切手上にカップ型あるいは▼形の補強浅彫が出てきます。一方、北海道内の局では、キク15円切手などに▼形の補強浅彫が見られます。平成のオオイトカケガイ62円にはカップ型やその一部であるアンダースコア(_)型のものが見られます。地域や時期によって印顆の発注業者が異なるので、変化に富んだ補強浅彫が見られるのは面白いですね。

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