これは大正4年11月10日に発行された、6番目の記念切手です。大正2年4月から、いわゆるY型の櫛型印が使われています。盛岡局は1日の集配回数が5〜9回のため、時刻欄が2時間刻みのY2型となっています。ちなみに、1日の集配回数が10回以上の局では時刻が1時間刻みのY1型が使われ、集配回数が4回以下の局では3時間刻みのY3型が使われました。なお、昭和5年12月からは、集配回数にかかわらず、いわゆるZ型の時刻表示(前0-8以降は4時間刻み)に変更されています。
日本郵趣協会刊『日本郵便印ハンドブック2008』、2007年。