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「赤弥勒」50円に試行ローラー印


姫路 50

 試行ローラー印はこの探索記にも何度か登場してきました。このローラー印は、昭和50,51年(第1期)と昭和52、53年(第2期)に全国28の普通局や特定局で使用されました。従来の年号直彫式では毎年配備する必要があるので、年号部分も更埴式に変更してその強度実験を行いました。

 「姫路」局の印影は下記文献ではAランク(よく見かける)、また台切手の「赤弥勒」50円はBランク(比較的見かける)に評価されています。画像の印影は「よく見かける」との評価ですが、実際にキロボックスや万束を探索してみても、試行ローラー印は実は「見かけにくい」というのが実感です。上のような評価も「試行ローラー印の中では」という条件付きで受け取るべきでしょう。

【文献】鈴木盛雄「現行消印解体新書 試行ローラー印(上・下)」、『郵趣』2010年4,5月

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