年賀「三春駒」に図入り年賀印

　昭和29年用年賀「三春駒」に弘前局の図入り年賀印ですが、大きな難があります。それは印面、馬のしっぽ左に針穴があいていることです。

　台切手は昭和28年12月25日み発行されました。昭和29年用年賀はがきは12月15日から年賀特別扱いをされました。はがきには「12月14日以前、1月14日以降は１円切手を貼り足し」するよう注意書きが印刷されています。したがって、台切手を貼った私製年賀状に図入り年賀印が押される可能性は、12月15日から25日（あたり）までに差し出されたものに限られます。実際、右の切手は12月30日の消印ですが、図入り年賀印は使われていません（当然ですが）。組み合わせ期間わずか10日余りの貴重な使用済みなのですが、うーん、玉に瑕。