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国立阿蘇5円に旧国名表示櫛型印


北見・乙忠部 40.9.6

 2次国立公園切手の旧国名表示消しが続きます。今度は「北見・乙忠部」局で、横位ですが、まずまずの掛かりですし、赤の印色との対比で印影が鮮やかです。台切手は昭和40年6月15日の発行ですので、うれしい発行年消しとなります。さらにうれしいことに、「乙忠部」局の旧国名表示印の(現時点での)最遅使用例となります。小局のためか、昭和40年代の北海道表示印は未集です。

 「乙忠部」(おっちゅうべ)も難読局の一つで、北海道民でも地元に近い人でないと読めません。アイヌ語の「オッチュウベツ」(川尻のくぼんでいる川)の当て字です。「小さい川」を表す「ベツ」は「別」の字が当てられますが、「部」を当てて「べ」と読む地名いくつかあります。長万部(おしゃまんべ)、乙部(おとべ)、尾札部(おさつべ)など。

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