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壁画10円に県名小字櫛型印


岩手沼宮内

 「見ていない万束」という触れ込みでしたが、画像を見る限り別納消しばかりのはずれもあるな」とは思いました。ただ、お正月のお楽しみと割り切って競り落としました。万束3個のうち1個はまったくのはずれで、流石に意気消沈しました。残り2個にも別納消しが2,3割含まれていましたが、実逓消しはまずまず。櫛型満月印の充実に少し貢献しましたが、満月印の重品も増えました。

 そんな中、この一見何の変哲もないように見える1枚が出てきました。これは「県名小字」櫛型印と呼ばれるもので、主に昭和26年前後に東北郵政管内の特定局で使用された櫛型印です。大きな特徴は、局名に対して県名が比較的小さいこと、県名と局名の間に中黒(点)がないこと、D欄の櫛が6本(通常は9本)であることが挙げられます。台切手は1953年(昭和28)7月10日の発行ですので、県名小字印としては(年賀印を除くと)例外的に遅い時期の使用と言えます。

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