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12回国体鉄棒に櫛型鉄郵印


東京青森間 32. 12. 1-

 台切手の鉄郵櫛型印で、年内使用のものです。コレクションとしては印の掛かり方が今ひとつですが、しかたありません。

 この台切手の原画を作成したのは渡辺三郎氏です。文献によると、女子体操選手のつま先が印面から少し出ているのが斬新なデザインであるとして、当時の郵趣家たちから好評を得たそうです。なるほどと思いましたが、前年の第11回国体切手2種(「走り幅跳び」の原画作成は渡辺氏が担当)もデザインが印面から少しはみ出しています。こちらの方の評価はどうだったのか、気になるところです。

【文献】内藤陽介『解説・戦後記念切手U ビードロ・写楽の時代』、日本郵趣協会、2004年。

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