![]() 鹿児島・中鶴 26.7.-- |
「児」が旧字体の「兒」になっていて、局名が右書きの櫛型印です。昭和24年以降徐々に局名表記が右書きから左書きに変更されましたが、昭和26年の時点でも若干の局で右書きの印を使用していたようです。右書きの後期使用は昭和30年代まで続くようです。この局へ左書き消印が配布されなかったのか、それとも旧印が摩滅破損しない限りは使い続けようという意向だったかはわかりません。
旧字体混じりの右書き櫛型印がまるで戦前物のような雰囲気を出しています。しかし、この1枚は印の掛かりも少なく、右上が破損しています。残念なことに、コレクション品とはなりません。
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