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シカ10円に局名削り和文ローラー印


郡山 5-

 何の変哲もない、シカ10円のローラー消しのように見えます。局名が「郡山」ですからもしかして試行ローラー印かなとも思えますが、年号が読み切れません。

 もっとだいじな問題は、「郡山」が局名枠の中央ではなくて、不自然なほど上部に位置していることです。まるで本来は2、3行あった局名の後半を削り落したかのように見えます。もしかすると、廃止になった局で使っていたローラー印を、郵便取扱の多い「郡山」局が再利用したのかもしれません。

 ちなみに、手元には、局名の1行目が削り落されたと思われる「松本」局のローラー印があります。「局名削り」は、消印もれ消印でも見られる現象です。共通点はゴム製で削り易いということでしょうか。(ただし、機械印でも「標語部削り」が知られています。)

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