「国土緑化」５円にとび色唐草機械印

　昭和26年12月11日付のとび色機械印のほぼ満月消印です。台切手の緑系の刷色と消印のとび色がコントラストをなして、データが読み易くなっています。

　波部の上部分が切手上に見えませんが、どうしたわけでしょう。切手上に見える波は５本で、斜めではなく直立に見えます。昭和26年９月から「証示部上」型の唐草機械印が使われ始めます。日付も符合しますし、波が短いのも納得できます。６本目の波は右側にあるけれど、台切手にかかっていないだけかもしれません。

　台切手は1949年（昭和24）４月１日の発行です。初期使用なら（黒やとび色の）「証示部下」型唐草印との組み合わせですが、発行２年後の使用されたので、新しい「証示部上」型唐草印が押されることになりました。