![]() 小石川 28.8.6 |
1953年(昭和28)7月25日発行の台切手に翌月の日付のとび色唐草機械印が押されています。とび色機械印は同年10月15日からは黒色に切り替えられましたので、最末期の使用例です。支笏洞爺の次の伊勢志摩国立は同年10月2日の発行ですので、とび色機械印との組み合わせはわずか2週間です。かろうじて1枚持っていましたが、切手の刷色がじゃまになって、データが読めません。
とび色唐草機械印との組み合わせという点では、昭和28年発行の文化人切手、西〜岡倉が短期であることは下記文献でも話題にされています。文化人切手の場合は封書用の額面ですので、国立公園のはがき料金切手よりも格段と難度が上がります。
【文献】天野安治『戦後記念切手は使用済みが面白い』、日本郵趣出版、2004年。
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