消印の色については、明治以来「黒」が基本ですが、「色変わり」と呼ばれる例外も少数存在します。和文ローラー印も黒色が基本ですが、文献によると、戦前と戦後混乱期には朱色、青色、紫色も使用されたとあります。
これは縦書きの「東京中央」局の紫色ローラーの昭和24年の印で、比較的多く見かけるものです。
【文献】日本郵趣協会(刊)『日本郵便印ハンドブック 2008』、2009年。