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梵鐘60円に逆波機械印

    
宮城・陸前中田  野幌 5(9)  鎌倉 63.6.22

 下記文献によると、標語なしの機械印では、(意図的あるいは偶然に)波部を逆に取り付けることにより、波部の下から局名部枠の上までの距離を通常(4-5mm)よりも長く(9−10o)することができるそうです。これにより印全体の長さが長くなり、複数の切手が貼られた郵便を消印する際に下の切手にまで届き易くなった、と説明されています。

 和文機械印の逆波印は多くの局で使われています。狙い目は報告数の少ない和欧文機械印となるでしょう。こちらは、岡山中央など11局だそうです。単片、特に通常切手では全体を収めるのが難しいようです。

【文献】水谷行秀「逆波印」『フィラテリストマガジン』33号、98-101。

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