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UPU会議60円に和文ローラー印


玉川 44.-.7

 台切手は昭和44年10月1日に、15円、30円、50円切手とともに発行されました。当時の切手少年にとっては単片1枚ずつの購入でも155円もかかり痛手でした。なぜこんな高額切手を何枚も発行するのだろうと疑問に思っていました。郵便料金変遷表を見てみると、30円は国際便はがき、50円は国際便封書に対応する料金です。国際便に貼られることを意識して浮世絵図案の大型切手にしたのでしょう。

 さて、当時の国際便料金で60円に該当するものは見当たりません。国内便料金を見ると書留が3,000円まで60円とあります。上の切手も15円切手に加貼されて、和文ローラー印が押されたのかもしれません。

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