トップページ * お宝消印探索記 * 旧国名〜北海道:消印表記の移行調査 * 郵趣×英語 * プログラミング備忘録

緑弥勒菩薩50円に局名一部2行櫛型印


第22号館ビル(内) 51.8.--

 戦前にA欄の局名を一部2行で表記した消印があり、『ボルドー』誌などで取り上げられています。戦後にはA欄2行印はないと(勝手に)思っていましたが、上の1枚が出てきました。この局では「号館」だけが上下2行書きになっています。2行に表記することで減らせるスペースはたった1文字です。それなら、全体の字間を詰めることで十分対処できそうです。実際、文字数の多い局名を一行に詰め込んでいるものを見かけます。発注時の局による指示か、それとも刻印業者の彫癖か、知りたいところです。他にも類例があるのでしょうか。

河名 文彦「A欄2行印の分室印」、『ボルドー』第24号、45-49、1996年。

前のページ旧ふじ20円に櫛型日付印次のページ洋風建築切手に三日月型試行印