トップページ * お宝消印探索記 * 旧国名~北海道:消印表記の移行調査 * 郵趣×英語 * プログラミング備忘録

C欄24時間型時刻表示の初期日付印


住吉 40.9.29 8-12

 下記の文献によると、昭和40年5月からC欄の時刻表示が従来の戦後型から24時間型に変わりました。ただし、当分の間は従前の表示形式の使用を認めています。このため、C欄24時間型の早期使用とC欄戦後型の後期使用を収集するのがテーマの一つとなっています。同文献には、最早使用局と最遅使用局のデータがリストされていて、参考になります。住吉局は昭和40年9月17日が最早データとして掲載されています。

 同文献のC欄24時間型の昭和40年使用開始局リストを見ていると、北海道の局が異様に多いのに気づきました。全部で103局がリストされていますが、そのうち北海道内の局は29局(28%)もあります。著者個人の収集データでしょうから、偏りの傾向があるのかもしれません。29局の内訳を数えると、普通局9、旧国名入り局9,北海道表示局11となっています。この内訳から何か仮説を立てるのは乱暴かもしれませんが、24時間表示への移行が契機となって北海道表示への移行が同時進行したと推測することができるかもしれません。印軸発注のコストを節約する効果が見込めますので。

高橋 昇『消印 櫛型印以後の消印について』、1996年5月。

前のページ石山寺4円に櫛型年賀印次のページ新キク15円に日立型機械印